第12回6月セミナー(2023)実施報告

1.開催日 

 令和5年6月24日(土)13 時 00 分から 15時 30 分

2.開催場所 

 Zoom オンライン研修

3.講師及び内容

内容  

「自閉症の特性と知的障害の理解から始まる強度行動障害事例に対する地域支援の実際」

講師

社会福祉法人 横浜やまびこの里地域支援課 米澤 巧美 氏

4.主催 

知的障害福祉士の会

後援       埼玉県、埼玉県発達障害福祉協会、(特非)東京都発達障害支援協会

5.研修内容•概要

【概要】

我が国の福祉に取り残された課題である,「強度行動障害」に対する支援について,実践を通じたケーススタディで学びます。講師からの一方向の事例報告の伝達ではなく,受講生参加型の実践ワークを行なっていきます。

強度行動障害の問題を扱う時,「自閉スペクトラム症」そして,「知的発達症」の理解は必須です。講師からの一方向の事例報告の伝達ではなく,受講生参加型の実践ワークを行なっていきます。

6.参加者実数 61名(受講生52名•ファシリテーター9 名) 7.アンケート集計(有効回答39件)

● セミナー全体に関するご意見、ご感想などありましたらご記入ください

•グループディスカッションが色々な意見を聞けてとても良かったです。資料の進みは少し早く感じました。

  • 今回初めての参加でしたが、とても勉強になりました。
  • 非常に勉強になりました。
  • 学習機能に着目するなど科学的なとらえ方が印象的でした
  • わかりやすい内容でした。受講してよかったです。

•初めて強度行動障害の研修を受けることができました。新しく学べたことがたくさんあり、大変勉強になりました。

  • とてもわかりやすいセミナーでした。また参加したいと思います。
  • 盛りだくさんで楽しい研修でした。
  • 改めて学習させていただき新鮮に感じました。    常に初心に帰る必要がありますね
  • 具体的な事例が良かったです。もっと知りたく感じました。
  • とても参考になりました。長時間ありがとうございました。
  • 現在自閉症のご利用者を4名支援している中で支援の参考になる内容だった。

•アセスメントの重要性について理解できました。学習スタイルをアセスメントすることで支援に生かしていくことができることが今日一番の学びだったと思います。

•自閉症の方のアセスメントに対する理解が深められてよかった。また自閉症の学習スタイルが潜在的なニードであるを考え支援に当たりたいと思います。

  • 提示方法などこちらの支援の仕方によって、混乱を招いてしまうのか、混乱せず過ごしてもらえるかが変わってくるのを強く感じた。今後に生かしていきたいです。

•Zoom のため参加しやすかったです。事例を交えた講義内容、説明の進め方が解かりやすかったです。全体として聞きとりやすい講義でした。

•セミナーをお聴きして、日頃の実践と照らし合わせて、個々がうまく行っているところや、ここはまだこれから始めるべきであるこことを分かることができてよかった。

•講義内容が充実している割には時間の関係でしょうか、進みが早く付いていくのが大変でした

  • 事例を示していただいただけでは、何もやっていない事と同じで、アセスメント、再アセスメント、この繰り返しを実践してこその結果としあわせに繋がる。これを日々忘れずにこれからの仕事に取り入れていきます。ありがとうございました。
  • 貴重なご講義、ありがとうございました。アセスメントの重要性や、環境の構造化の具体的な支援方法を学ぶことができ、今後の支援に生かしていきたいと思いました。
  • すごくよかったです。アセスメントの重要性が再認識できました。現場で共有できるように伝えていきたいと思っています。
  • いただいた資料の中に説明がなかったものもあるので、そこも知りたいと思います。

自閉症について、大変勉強になりました。話を聞いていて、確かにと部分やなるほどと思う 部分がありました。正直無理では?と思っていた言葉がない方でもアセスメントが出来る事、そのことで行動が大きく変わり、問題行動を起こさなくなったことは、驚きました。

•保護者として参加しましたが、沢山支援者の方が学んでくださってホントにありがたい事です。うちはうまく支援してあげれず、入院してしまいましたが、発語ない重度のこで、絵カードでスケジュール提示やコミュニケーションを取り組んだのはほんの 2,3 年前です。もっと早く視覚支援を使ってれば、小さいころから teech やってればこんなにひどくならなかったかとか、反省ばかりです。自閉症協会の会長さんが熱心に活動してくださってるので、私も、勉強しつつ、近くの療育施設にボランティアにいき、絵カードの簡単な作り方など紹介させてもらってます。今後も学びを深めていきたいです。ありがとうございました。

•行動障害について利用者側の立つ位置が少し理解できたと思います。アセスメントの重要

性を改めて感じました。学習スタイルの確立はむずかしいと感じます。しかし、実践する必要がある利用者がいることは事実です。具現化のむずかしさはありますが、その方の生活スタイルの安定を確保できるように支援員で情報を共有したいと思います。

  • また、このような機会があれば参加したいと思います。本日はありがとうございました。プチといわずパワーアップできました。
  • とても変わりやすい説明でよかったです。改めて、アセスメントの重要性を感じました。

•今後の支援に活かせる有意義な内容でとても勉強になりました。講義内容はわかりやすく、話されるスピードも聞き取りやすかったので、最後まで集中して受講することができました。

  • 問題行動は減ってきているものの、支援に戸惑いやこの先、どのように展開をして行ったら良いのか分からず、セミナーに参加しました。ヒントになることがたくさん盛り込まれていたので、今後に役立てられればとおもっています。
  • アセスメントの大切さ、きずき、展開、アプローチの仕方。支援員の思考や物の見方、見え方、捉え方でも、随分、変わってきてしまうのかなと不安にもなりました。

•アセスメントを今後も続け、一つ一つクリアーしていただけるように頑張りたいと思います。

•よかった点

①アセスメントがなぜ必要か?自閉症の障害特性、学習スタイルなどわかりやすい説明でした。

②事例を通してみて学ぶ、実際にアセスメントする機会はあまりないので、すぐに現場でも実践できそうな内容だったこと。

③グループワーク、チャットを通して研修により参加出来る内容だったこと。

④どの事例もコンサルテーションで介入されたときの話だったが、緻密に地道にアセスメント、支援導入の準備をして取り組まれて、特に利用者の行動変容が見られた事例だったため、見ていて感動した。

  • 改善していただきたいこと
  • Googlejamboard の活用は初めてだったが、ファシリテーターの方も使い勝手がわかっていない状態で、使用出来なかった。せめてファシリテーターの方は使えるように講義前に打ち合わせをしていただきたいです。ファリシテーターもやってみると大変なのは理解しているつもりです。

•初めて研修参加させて頂きました。私の施設には強度行動障害の利用者さんが多く通所されており支援をする中で、施設の安定した現状を維持する事が重視されがちになってしまいます。改めて利用者1人1人のアセスメントの充実より良い環境の輪を広げていきたいと思いました。

● グループ討議について率直なご感想をお聞かせください。

  • 少人数で意見も発信しやすい環境でした。
  • はじめての方法だったので勉強になりました。
  • 良いと思います。
  • ZOOM での難しさがあったかもしれません
  • 入力のみになってしまい、検討にならなかった。

•もう少し長ければいろいろな意見が聞けたかもしれないで色々な意見が聞けて、今後の参考になりました。自分一人では気が付かない意見や視点を知ることができた。

  • 少し戸惑いました。
  • ちょうどよい人数で話しやすい雰囲気でした。
  • 理解度に個人差があったように思います。
  • それぞれの解釈があり、良い機会になりました。
  • 正直やりづらいです。
  • なかなか上手く進められていなかったように思うので、一つの質問を投げかけ、それに対し、付箋に書いていき、それに対して講師が答えていくというのはどうかなと思いました。
  • ファシリテーターの方がジャムボード、ZOOM の使用に不慣れな様子だった為、上手く討議が出来ていなかったように感じた。

•学習アセスメントについての理解が深まってなかったため、考えることで精いっぱいだった。

  • 様々な意見が聞けたこと、いろいろな視点からの考えを伺えてよかった。
  • ファシリテーションの方の明るく親しみやすい進め方がとてもありがたかったです。
  • ジャムボードは使いやすかった。自分自身の文字入力ができず、参加者にめいわくをかちちけてしまったと感じた。
  • ジャムボードを使用するのが始めての人がいて、上手く活用しきれなかった。

•質問の意図がくみ取れず、何を応えればよいのか分からず活発な意見交換ができなかった

  • E グループはとても積極的に意見を拾うことが出来て良かったです。
  • いろいな事例がしれてよかった。
  • もう少しグループ内で協議できればよかったかなと思います。
  • 慣れないせいか、若干スムーズさに欠けていました
  • もっと沢山の意見が知りたかった。   もう少し時間があってもいいなとおもいました。
  • もう少し長くてもよい。意見交換がしたかった。
  • まとめて頂ける方の進行が上手であり、とてもわかりやすかった。
  • ジャムボードの使い方もよく分からないまま、気が付いたら終わっていました。
  • 短時間となってしまいましたが、先生がワークの段取りをして頂き、非常に進めやすかったです。少し協議というか意見交換がもう少しできれば良かったです。ただ、内容的にグループワークが少しでもあってアクセントになったと思います。

•グループ内で論議をすると思っていたのですが、自分の思ったことを付箋に書いて貼るだけだったので、物足りなさをかんじました。

•ジャムボードは初めてでしたが使い方含め、他の参加者とディスカッションはとても参考になりました。

  • やり方等、少しわかり辛かったように感じました。もう少し、意見交換など出来たらなとも感じました。
  • なかなか気づきを全体を通して、リアルタイムに上げるのが難しいと感じた。
  • 動画を見て少しじかんが経過していたため、利用者の気づけていないこともありました。
  • 参加者に気づきを与える研修であれば、今回のようなスタイルでいいかと思いますが、グルプ毎にわかれて動画を見る時間があってもよかったかな、と思いました。

•自身が慣れておらずとても緊張しましたが同じような支援での悩みや、色々な考え方があると共感できる機会になりました。

●ご講義に関するご意見、ご感想などありましたらご記入ください

  • とても勉強になりました。続きの研修に繋げたいと思いました。
  • 大変勉強になりました。有難うございました。
  • とても参考になるお話でした。事例、アセスメントなど詳しく確認したい内容であったと思います
  • 今後も期待します。人に薦めたい
  • 規定の時間内におさめてもらうと助かります。
  • とても分かりやすく、新たな視点からの考え方を学ばせていただきました。
  • とても参考になりました。
  • 日頃の業務の中で忘れてしまうこともこうやって再学習することで理解がさらに深まる。アンテナを高くしていろいろな情報をキャッチしていきたいとおもいました。 ありがとうございました。
  • とても参考になりました。お疲れ様でした。ありがとうございました。

•内容がとても分かりやすく、実際に直面している内容とリンクするものもあり事業所内で共有させていただきたいと思いました。

•事例などを盛り込んでいただき、とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

  • 少し時間が足りなく感じたこと、もう少しゆっくりお話が聞きたかったと思います。
  • リアルな様子がわかる動画が参考になった
  • 大変勉強になりました、ありがとうございました
  • 秋田出身と聞いてこれからもこのご縁を大切に繋がって地元に秋田の支援にも繋がれば嬉しく思います。ありがとうございました。
  • 環境の構造化を工夫して行っていきたい。
  • また参加できたらと思います。
  • とても参考になりました。もっと学びたかったです。
  • 現場からのアセスメントではなく、本人からのアセスメントにする、という言葉が印象的でした。どうしても、現場の困りごとにフォーカスされがちなので、、。
  • 資料を見たときは、難しそう。場違いだったかと思いましたが、説明され、だいぶ理解できました。
  • 自閉症に関する知識、より深い話をお聞きすることができ、とても勉強になりました。
  • 米澤さんの説明はとても分かりやすく楽しく受講させていただきました。

•アセスメントの重要性、ご利用者様の持っている力を見えるところでだけで見るのではなく、様々な視点や技法でアプローチ•評価することが具体的に分かったことが非常に勉強になりました。いかに真似て実践に繋げられるか…本当に良いお話を感謝申し上げます。

  • 藁にもすがる思いで今回このセミナーに参加させて頂きました。これまで、問題にぶつか るたびに、支援の内容の見直しをしてきましたが、最近は酷くなる一方でご家族、支援者 ともに精神的な疲労があり、その場しのぎの対応になっています。根本的な見直しが必要 だとは思っていますが、これまでの支援から冷静な見方が出来なくなっていると思います。
  • 今回のセミナーに参加してやはりしっかりしたアセスメントとそれに基づく支援が大切なのだと思いました。
  • 今日はありがとうございました。

•「ご本人のニードからスタートする」ということを忘れずに支援を行なっていきたいと感じました。

  • 事例や考え方、捉え方などがもっと、たくさんみたかったです。

•わかりやすい講義でした。今回のような特性から学ぶ研修も継続していく必要があると思いましたが、事例検討、グルプスーパーバイズなどがあるとより参加者がお互いに学べるといいかと思いました。

  • 自閉症•強度行動障害について分かりやすい講義でした。また支援の見直しを考える良い機会になりました。

● 今後、どのような内容の講義を聞いてみたいですか具体的にご記入ください

  • 事例を基に良い支援のアイディアを出し合っていく
  • 今回の続きも聞きたいです。
  • 中軽度の知的障害者の対応の講義を聴いてみたいです。
  • アセスメントの手法をより詳しく知りたいように感じています
  • 中度や軽度に対する個別支援計画の作成やアセスメント方法
  • チーム支援について学習したい(統一された支援)   自閉症における感覚について深堀して学習したい
  • 実例が知りたい。成功例だけでなく失敗や途中のものも知りたいです。
  • 地震や警報、雨等により外出が出来なくなってしまう方に対する対応について。
  • 学習アセスメントを支援の中でどう生かしていくのか。
  • 学習アセスメントの具体的な方法。
  • また強度行動障害の事例について聞いてみたいと思います。
  • おまかせします。
  • 強度行動障害へのアプローチ、事例検討
  • アセスメントの関する講義。
  • 事例を参考にしたいです。
  • 症例、アセスメントの具体例もっと見たいかなと思いました。
  • 今回のような内容がよい
  • 強度行動障害の事例研究等をお聞きしたいです。
  • 発達障害、愛着障害の講義
  • 専門性を深める今回のような内容をシリーズで勉強できるのも良いと思います。
  • 知的障害、精神障害がある方とご家族の支援方法について
  • 権利擁護、アセスメント

•強度行動障害の特性や支援ついて。安定して過ごせていたらそれでいいのか?新たに出来る事を増やすのか?判断の基準があるわけではないのでどこがゴールか?ゴールはないのですが、、など支援上の判断の仕方等。

2023.7.1

報告作成者社会福祉法人平野の里あやめ寮:杉村   健

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